慢性外傷後頭痛-3

年齢
38歳
性別
女性
身長
160cm
体重
60Kg
治療方法
硬膜外気体注入療法 
メモ
CPTH(慢性外傷後頭痛)超早期に治療して完治。
主訴
頭痛
その他の症状として
頸部痛 肩こり 背部痛 肩甲骨と肩甲骨の間の痛み 左股関節痛 光過敏 聴覚過敏 動悸 生理不順 集中力低下 歩行障害
症状を悪化させる要因
曇りの日や雨の日、冷たい風(天気痛)、夕方、外出
症状を改善させる要因
特にない
現病歴
交通事故(追突)事故に遭って12日目に来院。事故の当日から頭痛、頸部痛、左股関節痛、左足の痛みなど多彩な症状があった。本人が早期の治療を希望したので受傷から2ヶ月で入院。
治療前の状態
意識は清明で麻痺などの明らかな神経学的異常はなかった。画像上も異常を認めず。
治療経過
腰椎穿刺で髄液圧は158mm水柱、髄液を10mL排除したが、症状の悪化は認めなかった。腰椎穿刺の翌日と5日後にEGIを行い、ほぼ全ての症状が消失。聴覚過敏はなくなり、集中力も回復した。
治療前後の比較
図3に治療前と治療後4ヶ月のSF-36(3ヶ月でも改善していたが、さらに改善していたので4ヶ月を図に載せた)、治療前と治療後3ヶ月の重心動揺検査を示すが、非常に元気になり、フラツキの消失も目に見える形で示されている。 図-4には治療前と治療後3ヶ月のかな拾いテストを示すが、正答が増加、誤りが非常に少なくなっている。集中力の改善を示唆すると考えられる。
事故から初診まで
12日
初診から治療終了まで
2ヶ月
入院期間
8日
治療費(概算)
硬膜外気体注入療法:30,000円 入院(1泊2日目安):100,000円 ※保険適用外
治療の主なリスク・副作用
痛み、出血、感染、空気塞栓、麻酔、偶発的合併症
専門用語
該当する用語が登録されていません
重心動揺検査

直立姿勢での身体の揺れを記録・解析し、身体の平衡(バランス)機能を検査します。健常者の男女・年齢別の基準値に比較して、緑色域の平均値±2SD(標準偏差の2倍)を超える場合、異常と判断しています。

選択されたタグ
  • 脳脊髄液減少症
  • 頸部痛
  • 背部痛
  • 聴覚過敏
  • 光過敏
  • 歩行障害、ふらつき
  • 集中力低下
  • 血圧や脈拍の異常(起立性調節障害)