原因がハッキリせず、
効果の高い治療法が確立していない病気の症状 

治療法がわからない

医学が進歩して、結核、糖尿病、胃潰瘍など多くの病気が治るようになりました。日本人の死亡原因のトップであるガンが克服されるのも夢ではありません。しかし、いまだに原因がハッキリせず、効果が高い治療法が確立されていない病気や症状で、多くの人が日常生活を妨げられています。

たとえば、交通事故によるむち打ちの後遺症、頭痛などで朝起きられずに、不登校の原因の一つとなっている起立性調節障害、全身に強い痛みが起こる線維筋痛症、異常な疲れやすさが続く慢性疲労症候群、異常に汗をかく多汗症などが挙げられます。

ここに挙げた病気以外でも、病名が分からないまま、あちこちの病院をたらい回しにされているだけではなく、周りから理解されずに苦しんでいる人が少なくありません。

自律神経障害に新しい知見からのアプローチ硬膜外気体注入療法 

硬膜外気体注入療法

私たちは脳神経外科医として、頭部外傷を数多く診療します。その中で、軽度な頭部外傷などが原因となって「髄液動態不全」に陥り、頭痛、めまい、光過敏、聴覚過敏、倦怠感だけではなく、発汗障害や水様下痢などの「自律神経障害」を呈する症例が多いことに気付きました。「髄液動態不全」の一部は頸・胸椎のMRIで確認できるようになっています。

頭痛、めまい、体の痛み、倦怠感、光過敏や音過敏、多汗症や異常な下痢などの自律神経障害。その原因が「脳脊髄系動態不全」の場合、硬膜外気体注入療法は効果的な治療だと考えています。

自律神経障害に関する主な症状のチェックリストを下記にまとめましたので、セルフチェックにご利用ください。

まずは症状や経過をきちんと把握することが、速やかで適正な診断・治療につながります。

☑このような症状はありませんか?
SELF CHECK SHEET

☑自律神経失調症の症状

自律神経失調症の主な症状をまとめたチェックリストです。
チェックリストPDF

☑軽度外傷性脳損傷(脳脊髄液減少症)チェックリスト等

外傷を外すと子宮頸がんワクチン副反応(HANS)、線維筋痛症、慢性疲労症候群、過敏性腸症候群、起立性調節障害等も該当します。
チェックリストPDF

☑コロナウィルス感染症に関する後遺症チェックリスト

感染した後に治療や療養が終わっても、頭痛、めまい、倦怠感や集中力低下といった症状が長引く罹患後症状が確認されています。
チェックリストPDF

硬膜外気体注入療法の費用とリスクについて

硬膜外気体注入療法

概算費用
30,000円 ※保険適用外
入院する場合は入院費別途(一泊二日の概算費用100,000円 保険適用外)
内容
点滴、硬膜外気体注入療法、酸素カプセル
リスク
痛み、出血、感染、空気塞栓、麻酔、偶発的合併症
硬膜外気体注入療法について、詳しい内容はこちら