慢性外傷後頭痛-1
- 年齢
- 38歳
- 性別
- 男性
- 身長
- 181cm
- 体重
- 72Kg
- 治療方法
- 硬膜外気体注入療法
- 主訴
- 頭痛
- その他の症状として
- 頸部痛 背中の痛み 肩こり 肩甲骨と肩甲骨の間の痛み 腰痛 腹痛 めまい 耳鳴り 聴覚過敏 フラツキ 視力低下 ものが見にくい 光過敏 複視 焦点が合わない 速く動く物を目で追いかけられない 追いかけると気持ちが悪くなる 顔面の痺れと痛み 顎が十分に開かない 喉が詰まる感じ 水様下痢 勃起不全 性行為をしなくなった
- 症状を悪化させる要因
- 雨が降る(天気痛)、夕方に悪化(起立性頭痛)
- 症状を改善させる要因
- 入浴しているとき
- 現病歴
- 37歳の時(来院の1年前)追突事故にあった。事故当初から首の痛みがあったが、病院には行かなかった。仕事が忙しかった。1ヶ月くらいしてから喉がつまる感じがして息苦しくなり、救急車で病院に運ばれたが、特に異常なし。徐々に悪化し、事故後8ヶ月の時にはフラフラしていた。ほとんど仕事ができなくなり、整骨院で「脳脊髄液減少症」かもしれないと言われて受診。
- 治療前の状態
- 意識は清明で、麻痺などの明らかな異常はなかった。
- 治療経過
- 多彩な症状があり、「脳脊髄液減少症」を疑われてきているので腰椎穿刺を行ったが、108 mm水柱で正常、髄液を11 mL排除したところ左の腰の痛みが増悪したが、左を下にしたら消失した。腰椎穿刺から2日後と8日後の2回EGI(硬膜外気体注入療法)を行った。一回の入院で短期間に2回EGIを行なったが、副反応は全くなく、ほとんど全ての自覚症状は消失。
- 治療前後の比較
- 図-1 に治療前と治療後1ヶ月のSF-36の変化を示すが、痛みは顕著に軽減、体の動きも正常に戻っていることが一目で確認できる。一度の入院治療で完治した。

- 事故から初診まで
- 1年
- 初診から治療終了まで
- 1ヶ月
- 入院期間
- 15日
- 治療費(概算)
- 硬膜外気体注入療法:30,000円 入院(1泊2日目安):100,000円 ※保険適用外
- 治療の主なリスク・副作用
- 痛み、出血、感染、空気塞栓、麻酔、偶発的合併症
- 選択されたタグ
-
- 脳脊髄液減少症
- 頸部痛
- 背部痛
- 腰痛
- めまい
- 耳鳴り
- 聴覚過敏
- 目のかすみ
- 目の焦点が合わない
- 視力低下
- 複視
- 光過敏
- 顎が痛い、口が十分に開かない(顎関節症)
- 歩行障害、ふらつき
- 下痢
- 便秘(下痢も含めて、過敏性腸症候群)
- リビドーの低下(性欲低下、勃起不全)